コトリノスグランプリの審査。

毎年、審査員の方にお願いして、グランプリの頂上決戦に進出する2作品を選んでいただきます。

今年はなんと、写真家の津田直さん。

なんとって言っても知らない人もいるかもしれませんが、有名な写真家さんです。
海外でのご活躍が多く、大学の写真学科で客員教授もされています。

写真家、写真作家なので、コマーシャルのための撮影をされるというよりは
作品がたまたまコマーシャル的に使われたり、作品そのものが売買される方なんですね。

この人は私が大学でご一緒した方で、同じ学科でしたので研修旅行とか
(ギャラリーのアルバイトとかもあって)無理言ってお願いしたって経緯です。

同じ頃に大学に通った人で、連絡できる人で頑張ってて相当有名な人の一人です。

で、大阪に1月で来られる日に合わせて見ていただくということで、
すでにPCに持って行ってまいりました。

津田さんは物腰も柔らかいし、落ち着いたトーンで話しする人なんですが、
普段から学生さんの写真もご覧になっているからか、スルスルと言葉が出てきて、
とても丁寧に、現代の写真家などのお話も交えながら、ゆっくり見てくれました。

12月の作品講評会の際に、お越しいただいた方にも一緒に行きますか?とお声かけしたところ、
T田さんが一緒に行きたいとおっしゃったので、是非にと二人で行きました。

とても面白かったので、Tさんに感想も書いていただきました。

以下。

写真家の方とコトリノスグランプリ出品写真との対峙。

その貴重な瞬間を共有させていただく今年最初の幸運に恵まれた。

出品写真と真摯に向き合われるその姿に、我が子を撮った母たちの大事な1枚を託すことができて良かったと感じた。

写真をただ眺めるだけでなく
その写真の雰囲気から連想される写真家や作品の名を挙げられたり、
撮影のポイント、作品のどこが良いのかなど、沢山の情報を伝えてくださった。

語り口は穏やかながら

流れ出る言葉には重みがあり、
プロのお話を聴けている有り難さと
写真家の方の感性の淵を覗けたような感覚から、滝に打たれたような
錯覚を覚えた。

そこで掬い取れたものを大事に仕舞い込み
このような機会に同席を許して頂けたお二人の先生方に感謝しながら
帰路についた。

ちょ…小説みたいやん。

ということで、こうやって、2時間近くお話をしていまして、こんな風に決定されてたのか〜…と Tさんも当初の予定を延長して最後まで付き合ってくれました。

この後、津田氏は一旦持ち帰って一晩寝かせて、最終結果を出すとのこと。
慎重に冷静に皆さんの写真は選考されています。

それでは結果は、明日発表いたします!

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