寒くなってきたらグランプリのことを考えよう!

11月も半ばとなりました。
早すぎる…毛布も出した。

皆さんは今年どんな写真を撮って、今日に至っていますか?残りあと1ヶ月半です。

12月になったらコトリノスグランプリのご応募をまたまた開始したいと思います。

対象はこれまで、コトリノス(Photo ♥︎ mama )にご参加いただいた方です。

2012年のグランプリからネットで公開をしています。
2019年だから、7年か、次は2020年のグランプリになるから8年なのかな?

毎年続けてこられたのはご参加いただける皆様。
有志でお手伝いいただいている事務局の皆様のおかげです、ありがとうございます。

今までも何回も書いているんですが、2012年以前はレッスン内で毎回投票をしていたんですね。

それは私の大学の授業でそういうことをした先生がいらして、その方はとっても有名な広告や本の装丁などをするアートディレクターの高岡一弥氏でした。10月の末にお亡くなりになられたと。

この先生はディレクターだったので、見せる視点でお話されていてとっても面白かった。授業に出るために徹夜して写真焼いて、必死で乾かしてドキドキ持って行って見てもらったものでした。

毎回お題も出してくれました。2週に一回だったと思う。そういう練習でした。

その先生はお話がとっても面白かった。熱かった。

だから私も他の学生のみんなも変な写真は絶対に出せない、出したくないと思っていました。

今思えば、こんなすごい人に学生として関われて本当にありがたい。
大学に行ってなければ、その歳でなかなか会えないよな。
大学に行かせてもらえて本当に良かったな。学費も高いよな。

その先生が言っていたのが、「写真を撮った人間が左手にどんな意志を握っているか?」ということでした。ちょっと言い回しは違うかもしれないけど、まーそんなようなことでした。

最初、左手にいし?石?ってなんだ?とか思っていたけど、
あー。意志、あるいは意思なのか…と。後から気づいた若かりし日の私。

写真に撮り手の意志があるか?ということを常におっしゃっていたように思います。なんだか、カッコイイっぽい、型破りっぽい、可愛い、綺麗とか。説明はつかないけど…って
そういうことじゃないんだよ、なんでこれ撮ってるの?って言いたかったんだと思います。

右手にカメラ、左手に意志。ってこと。
それをどこまでぎゅっと強く握っているか?何を握っているのか?

まー意志って伝わりにくいから、私みたいに 「? 」ってなる人もいるかもしれないから、私はそれを「テーマ」と言ってよくお話しています。

これは全部高岡先生の教えを咀嚼して伝えているだけです。

一つに絞り込むのは難しいかもだから、たくさんテーマを掲げてそれをコレクションしていくように並行していくのが子育てしている人の写真では良いのではないかと思います。たくさん撮って、後からカテゴライズしてもイイと思いますよ。

私も子どもの写真を撮る上でたくさんテーマがあります。
長女のテーマ、次女のテーマ、二人の写真を撮る時のテーマ、成長と共に変わっていく部分もあるし、私が撮りたいものを絡めているもの、とか。

よそのお子さんを撮る時は、徹底的に「個性」を撮りたいと思います。
その子のオリジナリティーを撮ってナンボと思っているので、撮るべき、撮って欲しいとお考えの写真を撮りながら、私がイイと思う写真を撮ります。

そんな撮影をしていたら、あっと言う間に時間が過ぎます。

余談ですが、私が今、撮影をさせてもらっている東京の雑誌があるんですが、
そこの編集長さんもコピーライターさんで、高岡先生と一緒にお仕事をされていたとのこと。
なぜか、私を見つけていただいて、声をかけていただき、そこの写真を撮らせていただいているんですが、すごく写真があったかい雑誌なんです。

先生に見てもらいたかったです。
まー覚えてなんぞいらっしゃらないでしょうが、一緒に仕事ができるくらいになりたかった。「実は学生としてお話を聞いていました」なんてねー言ってみたかったなー。何かと足りなかった。

それで、話はブーメランのように戻って、グランプリの話ですが、

昨年は募集の際に2部門設けます。と
「プレシャスモーメント」の他に「食」というテーマを設けました。

しかし、「食」って言っても範疇広すぎて単に食べているだけの写真で解釈が足らん、
もっと具体的なテーマにしろよ!というご提案もいただきまして、

今回はちょっと難しいですが、
「子育てで大切にしていること、伝えたいこと」というお題を設けます。

まーこれが私の子育てなんですよねー、みたいなことです。

他者との比較ではなく、私の子育てってなんですか?っていうことなんですけど、
それを写真で表現するって難しいかな。
ぜひ挑んでみてください。

今まで撮った写真を見返して、あーこれがそうだな〜って写真があればそれでもいいですし
ちょっと考えてから、普段の中でここを切り取ろうと思っていいですし。まだ時間ありますし。

コマーシャルでも何でも、訴求力のある写真には言いたいことがあります。

だから、その言いたいことをこちらから提案しています。

撮りたいものを撮りたい時に撮ればいいと思ってた?
なんかわからんけど、あの人が撮ってるみたいな写真がいい写真と思ってた?

条件揃えばみんな撮れる写真ではなく、
あなたの意志が写っている写真を撮って欲しいということです。

そこに人は動かされるんでしょうね。

これが昨年のグランプリの写真。「ゾンビ出現注意!!」

何よりこの撮影者の岡山さんがこんなに広い心で子育てをされていることに
揺さぶられたんじゃないでしょうか?

ここにちゃんと作者の意志が写っている。そういうことではないかと思います。

それから、ここ数年続いている「プレシャスモーメント」も募集します。
これはできたら2019年撮影の中からで探していただければと思いますが、
まーここ最近のということで、そこはお任せします。

今年も2部門で募集をします。

それに際して講評会も開催いたします。

以下。

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12月7日(土)10:00~12:00
Cafe ワンシーン(茨木市)
参加費1000円+1ドリンクorder
お子様連れ可

講評会終了後、お時間ある方は
そのまま一緒にランチをして楽しみましょう。

申込方法など改めてご連絡いたします。

初めての方はコチラ↓↓↓

講評会とは?昨年の講評会の様子です
https://cotorinos.net/2018/12/10/

コトリノスグランプリとは?昨年の記事です。
https://cotorinos.net/2018/12/06/cotorinos/

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